頭皮や髪には、汗や皮脂のほかにも、ホコリや花粉・排気ガスなどのさまざまな汚れが付着します。シャンプーには、髪の汚れを落とし清潔に保つとともに、頭皮の健康を維持する効果があります。毛穴が汚れで詰まっていたのでは、髪の成長にも悪影響を及ぼします。
髪と頭皮のことを考えた、正しいシャンプー法を身につけましょう。
もくじ
髪を洗う?頭皮を洗う?
「シャンプーは毎日しているから大丈夫」と、タカをくくっていませんか?
ところが、シャンプーの方法によっては、髪や頭皮にダメージを与えてしまうことがあります。
とくに抜け毛や薄毛が気になる方の場合は、髪を洗うとうよりも頭皮を洗う感覚でスカルプケアすることが大切です。
シャンプー法を参考にして、頭皮によいシャンプーを行うよう心がけましょう。
頭皮にやさしいシャンプー法
STEP1
シャンプー前に41~43℃のお湯で軽くすすぎ、軽い汚れやホコリを落とします。
STEP2
手をくぼませ、シャンプー剤を手にたっぷり取り、両手で地肌になじませ泡立てます。
STEP3
泡立てたシャンプー剤で、頭皮全体を細かく塗りつぶすように、丁寧に洗います。
STEP4
たっぷりとお湯をかけて充分にすすいでください。
STEP5
すすぎの後、冷水、温水を交互に2~3回頭皮にかけます。
温度差で神経を刺激し、血行促進にもなります。
市販のリンスは髪になじませるように。
一般的なリンスは髪の表面に膜を張り、外部の刺激から保護するものです。これを頭皮に振りかけて擦り込むと頭皮にも膜を張ってしまい、育毛剤などの吸収を妨げます。
リンスを使うときは、なるべく頭皮に付かないよう髪になじませてください。
リーブ21のように頭皮の健康を保つために開発されたコンディショナーは、頭皮に直接つけて使用しても構いません。
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頭皮にやさしいシャンプーの選び方
あなたは、どんなシャンプー剤をお使いですか?
泡立ちや香りのよさだけでシャンプー剤を選んでいると、思わぬ落とし穴があります。市販のシャンプー剤は、石油合成系の界面活性剤を含んでいるものが大半です。この界面活性剤は浸透性が高く、毛母細胞にダメージを与える可能性があります。きちんと洗い流したつもりでも、微量の液剤が残っていれば、それが頭皮に浸透して悪影響を及ぼしかねないのです。
頭皮マッサージの方法
片時も休まずに髪をつくりつづけ、上へ上へと伸ばしていく毛母細胞。私たちの体の中でも最も活発に細胞分裂している部分で、大量の栄養を必要とします。
この毛母細胞の畑となる頭皮が血行不良になると、さぁ大変!
栄養補給が滞り、細胞分裂の活力が失われ、抜け毛を促進しかねません。頭皮の血行をよくするには、食事や生活習慣に気をつけることが大切ですが、マッサージも有効です。
トライしてみましょう!
両耳から頭頂部へ向かう線と顔を左右に分ける中心線が交わるところが「百会」というツボ。
高等部に向かってすべらせ、指が止まるところが「風池」というツボです。
この三点をとくに意識して、指の腹で円を描くように頭部全体をもみほぐします。軽く頭皮をつまんだり、軽く叩くのも有効です。
髪の常識・非常識
髪と頭皮を清潔にするシャンプーは、朝であれ夜であれ、それ自体は良いことです。ただし、十分にすすぐことが大切です。市販の多くのシャンプー剤は石油合成系の界面活性剤を含み、これが頭皮に残ると皮膚に浸透し、毛根にダメージを与え、抜け毛を誘発させる危険が増します。
朝は時間がないことが多く、すすぎが不十分になる可能性があります。とくに洗面台で服を着たままシャンプーする方や髪が長い方の場合は、すすぎに手間がかかるため、不十分になる危険性が高くなります。時間に余裕をもって、丁寧にすすぎをする必要があるといえるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は薄毛に効果的なシャンプー法やシャンプー&コンディショナーをご紹介しました。
シャンプーは毎日のことなので、少し意識するだけで薄毛にはだいぶ効果的なことがわかりましたね!
マッサージが面倒な場合も、シャンプーしながらマッサージを行えば、頭皮をキレイにしながら薄毛にアプローチする血行促進マッサージを同時に行うことができ、毎日続けることが簡単になります。
そして十分なすすぎも忘れることなく行い、薄毛を解消していきましょう!
洗うときは、決して爪を立てないようにしてください。